「マレーシアのインターナショナルスクールに興味はあるけれど、学費はいくらくらい?」「うちの予算だと、どんな学校が選べるの?」
教育移住や親子留学のご相談で、いちばん多いのが学費の質問です。マレーシアのインターナショナルスクールは、年間の授業料が100万円に届かない学校から、500万円を超える学校まで、とても幅があります。
この記事では、Global Kids Education(GKE)が2026年10月に各校の公式の学費表をもとに作り直した「学費別インターナショナルスクール一覧(Year1・Year7)」から、4つの学費帯ごとの学校の特徴と、日本人家庭の選び方をまとめました。各校の学費の目安は、記事の途中でご紹介している学費別一覧ページでご確認いただけます。

まず知っておきたい3つのこと
学年が上がるほど学費も上がる
マレーシアのインターナショナルスクールは、ほとんどの学校で学年ごとに学費が決まっていて、学年が上がるにつれて高くなります。GKEの学費別一覧では、入学のタイミングが多い2つの学年で比べています。
- Year1:英国式の小学1年生にあたる学年(5〜6歳ごろ)。日本の年長〜小学1年生くらい
- Year7:英国式の中学1年生にあたる学年(11〜12歳ごろ)。日本の小学6年〜中学1年生くらい
※米国式の学校は同じ年齢の学年(Year1はKindergarten、Year7はGrade 6)、オーストラリア式の学校はFoundation・Year 6の金額で比べています。
実際に、最新の学費を確認できた40校のうち年間200万円以上の学校は、Year1では12校ですが、Year7では24校に増えます。たとえばキングヘンリー8世カレッジは、Year1では100万円未満の帯ですが、Year7では300万円以上の帯に入ります。小さいうちに入学する場合は、「卒業までの総額」で考えておくと安心です。
学費はリンギット建て。円での金額は為替で変わる
学費はマレーシアの通貨(リンギット)で決まっているため、円で見た金額は為替レートで上下します。この記事と学費別一覧では、1リンギット=約39円(2026年10月時点)で計算しています。また、学費は毎年見直されることが多いので、あくまで目安としてご覧ください。
学費帯は「授業料」で比べている
学費帯は年間の授業料で分けています。入学金・デポジット・スクールバス・制服などは含みません。学校によっては、テクノロジー費などが授業料とは別にかかります。授業料以外の費用は、記事の後半でまとめています。
4つの学費帯と学校一覧(Year1・Year7)
GKEの学費別一覧に掲載している学校のうち、最新の学費を確認できた40校を、年間授業料の目安で4つの帯に分けました。

| 学費帯(年間・目安) | Year1で入学する場合 | Year7で入学する場合 |
|---|---|---|
| 100万円未満 | アクマー、レクセル、マズ、セイフォル、elc、リアル、ラフレシア、キングヘンリー8世、アジアパシフィック(9校) | マズ、レクセル、アクマー(3校) |
| 100万〜200万円 | テンビー(トロピカーナアマン・セティアエコパーク)、ストレイツ・ラワン、コスモ、テイラーズ(KL・プチョン)、オアシス、イートン、UCSI、アイコンズ、ペニンシュラ、キングスゲート、スリKDU(スバンジャヤ・コタダマンサラ)、ヘルプ、パークシティ、KTJ、ロックリン、コンコルド(19校) | リアル、セイフォル、コスモ、elc、ストレイツ・ラワン、ラフレシア、アジアパシフィック、UCSI、イートン、アイコンズ、テイラーズ(KL・プチョン)、ロックリン(13校) |
| 200万〜300万円 | セントジョセフ、オーストラリアン インターナショナルスクール マレーシア、チェンパカ、ネクサス、IGB、エプソム(6校) | テンビー(トロピカーナアマン・セティアエコパーク)、スリKDU(スバンジャヤ・コタダマンサラ)、キングスゲート、ヘルプ、ペニンシュラ、オアシス、パークシティ、チェンパカ(10校) |
| 300万円〜 | サンウェイ(英国式)、BSKL、ガーデン、モントキアラ、アリス スミス、ISKL(6校) | セントジョセフ、オーストラリアン インターナショナルスクール マレーシア、キングヘンリー8世、KTJ、ネクサス、コンコルド、IGB、サンウェイ(英国式)、エプソム、BSKL、アリス スミス、ガーデン、モントキアラ、ISKL(14校) |
▶︎ 学費別のインターナショナルスクール一覧(Year1:早期留学・低学年〜)
▶︎ 学費別のインターナショナルスクール一覧(Year7:中学・高学年〜)
100万円未満の学校:費用をしっかり抑えたいご家庭に
Year1では9校、Year7では3校がこの帯に入ります。マレーシアの教育グループや地元資本が運営する学校が中心で、クラン、シャーアラム、ラワン、プチョンなど、クアラルンプール中心部から少し離れたエリアにある学校が多いのが特徴です。
- 新しいタイプの学校も:2025年9月に開校したレクセルは、テイラーズ エデュケーション グループが運営する学校で、街(ガムダガーデンズ)の施設を共用するなどして学費を抑えています
- Year1だけ安い学校もある:キングヘンリー8世カレッジやアジアパシフィックは、Year1ではこの帯ですが、Year7では学費帯が上がります
こんなご家庭に向いています:母子留学で生活費も含めて予算を抑えたい、長期の教育移住で総額を抑えたい、きょうだいで通わせたい、など。
確認しておきたいこと:郊外の学校が多いため、住むエリアと通学方法をセットで考えましょう。テクノロジー費などが授業料とは別にかかる学校や、キャンパスによって学費が違う学校もあります。
100万〜200万円の学校:選択肢がいちばん多い帯
Year1では19校、Year7では13校が入る、いちばん学校数が多い帯です。テイラーズ、テンビー、スリKDU、ヘルプ、UCSIなど、マレーシアの大手教育グループが運営する学校が多く入っています。
- カリキュラムが選べる:英国式が中心ですが、米国式(オアシス、ロックリン)やオーストラリア式(ペニンシュラ)の学校もあります
- 英国式の伝統校も:英国の全寮制名門校の流れをくむKTJやコンコルドも、Year1ではこの帯に入ります
こんなご家庭に向いています:費用と教育環境のバランスを取りたい、いくつかの学校を比べて選びたい、など。
確認しておきたいこと:現地のご家庭に人気の学校は、学年によって空きが少なく、待機(ウェイティング)になることもあります。英語力に不安がある場合は、英語サポート(EAL)の有無や費用も確認しましょう。
200万〜300万円の学校:英国名門校の分校やIB校も
Year1では6校、Year7では10校がこの帯です。英国の名門校の分校や、IB(国際バカロレア)で知られる学校、特色のあるカリキュラムの学校が入ってきます。
- 英国名門校の分校:エプソム(Year1)など
- IBで学べる学校:幼稚園から一貫してIBで学べるIGB(Year1)、IGCSEのあとにIBディプロマへ進めるネクサス(Year1)など
- 特色あるカリキュラム:Year1〜8でフィンランド式の教育を取り入れているチェンパカ、シンガポール本校と同じカリキュラムのセントジョセフ(Year1)など
こんなご家庭に向いています:進学を見すえたカリキュラムを重視したい、国際色のある環境で学ばせたい、など。
確認しておきたいこと:郊外にキャンパスがある学校もあるので、通学時間やスクールバスの有無も確認しましょう。
300万円〜の学校:歴史ある老舗校・欧米系の大規模校
Year1では6校、Year7では14校がこの帯です。マレーシアで長い歴史を持つ学校や、欧米の駐在員家庭が多く通う大規模校が並びます。
- 歴史ある老舗校:1951年設立のガーデン、1965年設立のISKL、マレーシアで最も歴史のある英国式のアリス スミスなど
- 米国式・IBの学校:米国式とIBのモントキアラ、ISKLなど
- Year7から入る帯が変わる学校:セントジョセフ、オーストラリアン インターナショナルスクール マレーシア、キングヘンリー8世、KTJ、ネクサス、コンコルド、IGB、エプソムは、Year7ではこの帯に入ります
こんなご家庭に向いています:欧米系の教育環境を重視したい、日本人が多く住むモントキアラ周辺で暮らしたい、施設や課外活動の充実度を重視したい、など。
確認しておきたいこと:入学時の費用(登録料・デポジットなど)もまとまった金額になりやすい帯です。また、年間の学費がRM60,000を超える場合は、6%のサービス税(SST)がかかります。初年度にかかる費用の総額を確認しておきましょう。
授業料以外にかかる費用もチェック
授業料だけで比べると、あとから「思ったより高かった」となりがちです。学校によって名前や金額は違いますが、次のような費用がかかることがあります。
- 出願料・登録料・入学金(申込時や入学時に支払う費用)
- デポジット(保証金。多くの学校で1学期分ほど)
- テクノロジー費・教材費など
- サービス税(SST):年間の学費がRM60,000を超える場合に6%
- スクールバス代、制服、給食
- 英語の補習(EAL)を受ける場合の費用
- 寮費(寮を利用する場合)
このほか、教育移住では学生ビザ・保護者ビザの費用や、家賃・生活費もかかります。学校選びと同時に、暮らし全体の予算も考えておくと安心です。
日本人家庭が学費帯で選ぶときの4つのポイント
「卒業まで」の予算で考える
学年が上がると学費も上がり、学費帯が変わる学校も少なくありません。何年通う予定か、どの学年まで在籍するかを決めてから、学費帯を選びましょう。
学費だけでなく「住むエリア」とセットで考える
学費が抑えめの学校は郊外にあることも多く、学校の近くに住めないと通学に時間やお金がかかります。学校と住まいはセットで考えるのがおすすめです。
カリキュラムと将来の進路
英国式・米国式・IB・オーストラリア式など、カリキュラムによって学び方や進路の選択肢が変わります。数年後に日本へ戻る予定があるかどうかも、選び方に関わってきます。カリキュラムの違いはカリキュラムについてのページで詳しく紹介しています。
英語力と入学のしやすさ
入学試験の内容や、英語サポートの手厚さは学校によってさまざまです。お子さまの今の英語力で受け入れてもらえるか、入学後のサポートがあるかも確認しておきましょう。
まとめ:学費帯で絞ってから、見学で決める
マレーシアのインターナショナルスクールは、同じ学費帯でも学校ごとに雰囲気やカリキュラムが大きく違います。まずは学費帯で候補を絞り、そのうえで実際に見学して、お子さまに合う学校を選ぶのがおすすめです。学費を公開していない学校の金額も、GKEにお問い合わせいただければご案内します。
GKEでは、実際にマレーシアへ教育移住したスタッフが、ご家庭の予算・教育方針・住みたいエリアをうかがったうえで、合いそうな学校をご提案しています。学校見学のアレンジや当日のアテンドも行っていますので、「うちの予算だとどこが合う?」という段階からお気軽にご相談ください。
▶︎ インターナショナルスクール一覧
▶︎ サービス・料金のご案内
▶︎ よくある質問
▶︎ お問い合わせ

