カリキュラムについて

クアラルンプール近郊には、現在50校以上のインターナショナルスクールがあります。マレーシアがイギリスの植民地であった歴史から、ケンブリッジ式(イギリス式)のインターナショナルスクールを中心に、日本でも注目度の高い国際バカロレア(IBバカロレア)、アメリカ式、オーストラリア式、カナダ式のカリキュラムを採用している学校が揃っているのも、マレーシアで学ぶ魅力の1つと言えます。インターナショナルスクールの選択肢も日本に比べるとはるかに多く、他民族国家ならではの多様性 の中で子供たちの成長を期待できます。

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ケンブリッジ式 (英国・イギリス式)

  • マレーシアは英国の植民地だったため、多くのインターナショナルスクールが英国式のカリキュラムを採用
  • 小学校〜中学校の修了過程がIGCSEと呼ばれ、IGCSEを取得することで義務教育の修了
  • 大学進学を目指す場合はA Level(Aレベル)という世界基準のディプロマを取得が必須
  • Aレベルコースはインター校内で提供される場合もあるが、大学内のファンデーションコース(基礎課程 1年)やディプロマコース(2年)へ進学する選択肢もあり
  • 最もアカデミックなプログラムと言われており、成績評価は基本的に期末試験のスコアがベース

①Primary School(小学部、6年間)

②Secondary School(中高等部、5年間)

③A-Level(1.5年間)またはFoundation(1年)

ケンブリッジ式カリキュラムのインターナショナルスクール

IB 国際バカロレア(インターナショナル・バカロレア)

  • スイス・ジュネーブで設立された非営利組織「国際バカロレア機構」によって認定された教育プログラムで、世界のほとんどの有名大学の受験資格が得られる
  • 教科書を用いずに、IBの独自カリキュラムに沿って授業を行い、世界に通用する論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を身につけていくのが目的
  • IBカリキュラムを採用しているマレーシアのインター校はまだ少数派だが世界的な評価の高まりを背景に増加傾向
  • 小学校からIBを採用する「IB一貫」の学校や、基本は米国式や英国式でありながら、最終2年のIBディプロマのコースのみ提供する学校も
  • IBは近年評価が高くなっていると言われる一方で、オールラウンドでしかも深い理解が要求されるため、子供の負担が大きくなるという側面がある

①Primary Years Programe(初等教育プログラム、6年間)

②Middle Years Programme(中等教育プログラム、5年間)

③Diploma Programme(ディプロマ資格プログラム、2年間)

IBDP (IB Diploma Programme)

IBの卒業証書は、プログラム全体で満足のいくパフォーマンスの最低レベルを条件として、少なくとも24(最高は45)ポイントを取得した学生に授与されます。パフォーマンスは、各科目のシラバスの概説された目的に基づいて、事前に指定された評価基準に対して測定されます。

6教科の選択科目の他に、3つのコア科目が必要になります。

Extended Essay (EE)

承認された卒業証書プログラムの科目のリストから選択された焦点を絞ったトピックの4,000語の詳細な研究レポートの作成えします。高度な研究と執筆スキル、知的発見と創造性を促進することを目的とし、エッセイは、教えている主題の監督者の指導の下で、学生が自分で選んだトピックについて個人的な研究に従事する機会を提供します。

Theory of Knowledge (TOK)

知識理論には、プレゼンテーションとエッセイの2つの評価された要素があります。学生は、3年生の終わりにプレゼンテーションを完了し、4年生の12月にエッセイを完成させます。これらは両方とも、学生が学んだ概念を使用し、それらを実際の状況に適用することを要求します。エッセイのタイトルは10月にIBによって提供されます。

Creativity, Activity & Service (CAS)

CASプログラムは18か月のコースで、学生は7つの学習成果の要件を満たす機会を提供する体験に参加する必要があります。 CASには、CASプロジェクトだけでなく、さまざまな楽しく有意義な体験も含んでいます。創造性、活動、サービスの3つの要素を中心に構成されており、学生はポートフォリオのバランスをとる必要があります。 CASは、やりがいのあるアカデミックプログラムを総合的に補完し、独立した目標設定、コラボレーション、達成、および楽しみの機会を提供します。 CASを無事に修了することは、IBディプロマを授与するための要件です。学生はまた、2年間で3回の正式な文書化されたインタビューに参加する必要があります。これにより、生徒は自分の学習と進歩について口頭で振り返ることができます。リフレクションは、CASで深く豊かな体験を構築するために重要な要素です。

IB 国際バカロレア式カリキュラムのインターナショナルスクール

アメリカ式

  • 生徒一人ひとりの自主性を最も重視しているため、個人・グループでのディスカッションや学習内容が特徴
  • 所定の単位を取得すれば、基本的に高校卒業資格であるハイスクールディプロマが取得
  • 学校によっては最終2年間に更に上級コースのAP(Advanced Placement)や
  • IBディプロマコースを提供している学校も
  • 成績評価は、コースワーク(平常点)を主として期末試験との総合で判定
  • 米国カリキュラムを採用している学校は意外に少なく、クアラルンプール圏では数校のみ

①Elementary School(小学部、5年間)

②Middle School(中等部、3年間)

③High School(高等部、4年間)

アメリカ式カリキュラムのインターナショナルスクール

オーストラリア式

  • カリキュラム全体での統一性を保ちながらも、州ごとに異なるカリキュラムを採用
  • 最終年度に各州のカリキュラムによる卒業試験があり、そこでのスコアが豪州統合スコアに換算され、世界の大学への出願スコアとなる
  • 成績の評価は、基本的にコースワーク(平常点)と期末テストを50:50に評価し総合判定

①Junior School(小学部、6年間または5年間)

②Middle School(中等部、3年間)

③Senior School(高等部、3年間または4年間)

オーストラリア式カリキュラムのインターナショナルスクール

カナダ式

  • クアラルンプールではカナダ式カリキュラム(オンタリオ州プログラム)を採用しているのは1校(サンウェイインターナショナルスクール)のみ、中高校7年間のみの運営(2023年に幼稚部・小学部が開校予定)
  • カナダ・オンタリオ式カリキュラムでは、Grade 11で中等教育までの学習が修了
  • 大学進学を希望する生徒は、Grade12の「CIMP(Canadian International Matriculation Program)」と呼ばれるカナダ・オンタリオ式カリキュラムのディプロマを取得
  • サンウェイインターナショナルスクールでは、Grade10終了時にIBディプロマを選択可能
  • Grade 11終了後、付属のサンウェイカレッジでCIMP(Canadian International Matriculation Program)、UK A-Level、Australian Matriculation(AUSMAT)、Monash University Foundation Year を選択可能

①PRIMARY SCHOOL(小学部、5年間)

②MIDDLE SCHOOL(中等部、3年間)

③HIGH SCHOOL(高等部、4年間)

カナダ式カリキュラムのインターナショナルスクール

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